GX250(2E6)フロントフォークのレストア(5)・・・ガイドメタルの交換

こんにちは、仕事が繁忙期に入り、ブログの更新もままならないほど作業が進まず、

やきもきしているブログ主のHiiです。

ボトムケースのバフ掛けも終わり、スライドメタルの交換に挑戦です。



さて、なかなか作業が進まなかった理由が、スライドメタルです。

インナーチューブを抜いてもスライドメタルが見当たらないのです。

以前ご紹介、2019/11/09のGX250(2E6)エンジンのバラシ(2)でご紹介した、

K's Parts 様http://www.old-parts.net/)より取り寄せた、

パーツリストを見ても、



スライドメタルの記載がないのです(。´・ω・)?ナゼ



色々調べてみると、

旧車の中にはスライドメタルがなく、

ガイドメタルというものボトムケースに圧入されて、

取り外しができない車種がある・・・らしい・・・(*_*;ナヌ


・・・まさしく、これか!!(; ・`д・´)



そのサイトによると、「ガイドメタルが摩耗した場合は、

ボトムケース丸ごと交換するしかないのでこまめにメンテナンスを・・・」と・・・

・・・まぢか・・・orz



ただでさえダブルディスク仕様が可能2E6超希少なボトムケースなのに、

ご覧の通り、既にテフロンが剥げメタル地が見えてる・・・

・・・どうすんだよこれ・・・orz



案として

SRのフロントフォークを移植

 ・・・オリジナルに拘りたいからNG!

②他のGX250SPのボトムケースを移植

 ・・・程度の良いフロントフォークが無いのと、

  やっぱりダブルディスク仕様に拘りたいからNG!

そのまま使い続ける

 ・・・もっとテフロンが剥げ、メタル地が見えてインナーチューブに傷が入るのでNG!

悩み、調べ、考え続け、作業が滞ってました。



さらに悩み、調べ、考え続けた結果、

再度テフロンコーティングをする!名案!・・・(´艸`*)オイラ、テンサイ?



ということで、色々と調べた結果

【フッ素革命】というフライパン用のテフロンコーティング剤発見!(ΦωΦ)

フッ素革命について色々とレビューを見ると

数十回の仕様でテフロンが剥げた」というコメントが多数・・・

一日乗るだけでも、インナーチューブは相当な回数のストロークをするのに・・・

・・・ダメじゃん・・・orz

ということで、ボツ(ノД`)・゜・。



さらに、さらに、悩み、調べ、考え続けた結果、

テフロンの代わりにモリブデンコートをする!・・・(´艸`*)ヤッパリ、テンサイ?



ということで、色々と調べた結果

モリドライコートという乾性被膜潤滑剤発見!(ΦωΦ)

常温硬化タイプと熱硬化タイプがあるらしい。



熱硬化タイプは180℃に熱する必要があるようで、

ボトムケースはアルミ製なので、150℃以上の熱を加えると、

歪みや割れが生じるらしいので、熱硬化タイプは不可



ということで、前回ご紹介していた、常温硬化タイプ



モリブデンコート5555を購入!(´・ω・`)੭ु⁾⁾ポチッ



スプレータイプなので、受け皿等に多めにスプレーし、

早速、ガイドメタルに筆塗りで塗布し・・・( ..)φヌリヌリ

乾燥するまで、しばしばTeaTime(笑)・・・(写真の撮り忘れはご勘弁を(ノД`)・゜・。)


乾燥後、試しに、インナーチューブにオイルを塗って

ボトムケースに差し込み、何度もスライドをさせると…

インナーチューブに徐々に黒い液染みが・・・

・・・

・・・・・・

・・・・・・・・・もしかして、モリブデンコート、溶けてる?(。´・ω・)?

インナーチューブを抜いて、ガイドメタルを確認すると・・・


テフロン剥げケバが・・・

塗った時にはなかったので、やっぱり溶けてる・・・orz

ということで、これもダメ・・・(ノД`)・゜・。



さらに、さらに、さらに、悩み、調べ、考え続けた結果、

ガイドメタルを、オイルシールの様にリューターで削って取り外し

他車種のガイドメタルを圧入する・・・という案(´-ω-`)

・・・

・・・・・・

・・・・・・・・・

色々調べても、GX250のガイドメタルの流用について、情報が無い(ノД`)・゜・。

ガイドメタルを外して、流用に失敗したら

超希少なボトムケースが使えなくなってしまう・・・

・・・

・・・・・・人柱になるか?(; ・`д・´)



しかし、何をどう考えても、もうこの方法しかない



ということで、調べに調べまくる(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾ポチポチポチポチポチポ・・・・・・



GX250(2E6)のフロントフォーク径は33㎜

33㎜のフロントフォークを持つバイクを調べまくる。

ヤマハもホンダもスズキもカワサキも、いくつか該当車種がある。



ただし、フォーク径が合っても、メタルの種類が違う

メーカーによって呼び名が違ったりするけど、

どうも、スライドメタル外側にテフロン加工がされているものと、

内側にテフロン加工がされているものがあるっぽい。


(=゚ω゚)ノコレ、ホンダNSR250スライドメタル外側にテフロン加工


(=゚ω゚)ノコレ、ホンダスティードスライドメタル内側にテフロン加工

ということは、フォーク径33㎜の、内側にテフロン加工されたガイドメタルを探す必要がある。

ということは、なおさら条件が厳しくなってくる



さらに、調べに調べまくっていると、外径は?長さはどうなるの?と疑問が・・・(。´・ω・)?

さらに、さらに、メーカー違っても大丈夫?と疑問が・・・(。´・ω・)???

もうこうなると、調べることは不可能・・・(ノД`)・゜・。



その中で、フロントフォーク径が33㎜で、内側にテフロン加工された、

ヤマハTW200のガイドメタル(サイトにはスライドメタルと記載)を発見!(@_@)

・・・

・・・・・・

・・・・・・・・・もうこうなったら、これに賭けるしかない(; ・`д・´)



ということで、早速ポチリ(´・ω・`)੭ु⁾⁾ポチリ


ガイドメタルも届いたので、

早速、ボトムケースからガイドメタルの取り外しに取り掛かります。



ガイドメタル継ぎ目をリューターでぎりぎりまで削り


極力、ボトムケースを傷つけないように、マイナスドライバーでこじり


ガイドメタルの取り外し完了


そして、これが、購入したTW200のガイドメタル(=゚ω゚)ノ


役に立つかわからないけど、失敗したモリドライコートは、

組み付けや初期なじみに使用するとよいとあったので、

ガイドメタルの外周部に塗布し、



シールスペーサーに、ホームセンターで購入した、

同サイズのワッシャーとボルトをあてがい

金槌で叩き込み、(´・ω・`)੭ु⁾⁾タタケ~タタケ~


無事、圧入が完了しました。

ガイドメタルの長さは短いですが、

インナーチューブを流用したXS250のガイドメタルも、

同じくらいの長さだったので、たぶん問題はないでしょう(*´Д`)


ということで、反対も同様に、ガイドメタルを交換しときました。



ちなみに、バフ掛けから2日しかたっていませんが、

実際は、フロントフォークのレストアを始めた時から、1か月、ずっと考え続けてました。




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